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【回転ムラ】判断基準をつくるために「そのときは回らない」としてもある程度の時間打つことが必要【Re:釘本 VOL.24 正攻法】

【回転ムラ】判断基準をつくるために「そのときは回らない」としてもある程度の時間打つことが必要【Re:釘本 VOL.24 正攻法】

千円30回の台でも毎度30回まわるとは限らない

選んだ台がどの程度のものなのか? それを素早く判断できるか否かが、立ち回りに大きな影響を及ぼすことがあります。

当たり前の話ですが、玉はスタートチャッカーに100%入賞するわけではありません。たまたま入賞頻度が高くなったり低くなったりする現象「回転ムラ」が起きます。特に投資の少ない段階では、実際の回転数だけでその台を判断するのは困難であるとともに危険です。

【表1】1000円ごとの回転数

投資:3万2000円
回転数:888回転
1000円あたりの回転率:27.75回転

【6千円ごとで区切ると】MAX:184回転(千円30.67回)~MIN:139回転(千円23.17回)
【9千円ごとで区切ると】MAX:269回転(千円29.89回)~MIN:234回転(千円26.00回)
※数値は回転ムラを算出するために無作為に抽出したものです


表1は私が実戦した台のデータ。回転数だけで判断しようとすると、仮に悪い方のムラ(6000円分で千円23回)が最初に訪れた場合、その時点でその台を投げ捨ててしまう危険性があります。

ですから、初期の段階では回るにしろ回らないにしろ、自身の経験を活かし「その理由」を探る努力をしましょう。打ち慣れた機種や普段通っているお店なら難しいことではありませんね。それに、自分の釘読みに自信があれば惑わされることもないでしょう。

問題なのは初めて打つ機種。比較基準がないので、判断に時間がかかってしまいます。そんな場合は特に現実をしっかりと見つめ、敏速な判断を下すようにしましょう。ただ、「試し打ち」を常日頃から行っていれば対応できるケースも少なくありません。

 

【図1】タイプ別で分類すると…

図1は機種による回転ムラの大小を表したもの。少ない試行でも回転率や入賞率の信頼度が高い機種は、つまり「ムラが生じにくい」ということ。

賞球がないタイプはヘソに入賞した個数がそのまま回転率になりますが、賞球のあるタイプは入賞の誤差が玉持ちにも影響するため、賞球が多ければ多いほどムラが起きやすいといえます。基本的には回転ムラの起きにくい機種の方が初心者にはオススメです。

投資と判断基準

回転率早見表

和泉純の「今」だから語れること

多くのパチンコ打ちがぶち当たるカベがこの「回転ムラ」。

ボーダーよりも回る台を探すことを目標にしていても、自分の打っている台の回転率を把握できなければ意味がない。

ではいったいどのくらいの試行数に達すれば「この台は回転率いくつです」と判断できるのだろうか?

残念ながらその答えはない。厳密にはどこまでいっても回転ムラは起きている。こちら側の都合でどこかで「回転率」を算出するしかない。1日単位でも起きているので。

ただ、通常回転数2000回も回せばおそらくは上下1回転くらいのムラにおさまるだろう。自分の場合はこのへんを判断基準にしている。どこかで判断はしなければならないのでね。

問題は台選びをしている段階での回転ムラ。これについては本文中にもある通り、早い段階では回転数よりも「理由」にこだわるべき。

例えば、「この台は今よりもヘソが悪い状態で20だったからその上はあるはず」など……。過去の経験をいかすことが大事。

それを実現するには「20だったから」という基準が必要。その基準作りのためにも、打ち慣れてない機種はできるだけ長い時間打っておくべき。

目先の回転率にこだわるあまり早めに台移動を繰り返すのは、今の時点で下手なうえに今後の成長も見込めない。

1日とかたいして回らない台を打っちゃったとしても、それは今後につながるのでその方が良いだろう。

そうでないと、いつまでも「最初のうち回ったけどだんだん回らなくなった……」なんてことばかりになる。回転率だけで判断していたら逆のパターンには絶対にならないので。

この「逆パターン」があることを目標に立ち回ることが大事だ。

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