チワッスあしのです。

パチンコ・パチスロにまつわる様々な疑問をバッサバッサと斬り捨てて、何となく解決する連載「それはきっとこういう事情」。

今回のお題は「なんで文章書かない人も「ライター」って呼ばれてんの？」です。

これ言っとくけど俺がネタ考えてるんじゃないからな！（複数ある候補から選んでるのは俺だけど）

さてこれに関しては昔むかし、パチンコパチスロの情報源が雑誌しかなかった頃、そこで文章を書いていた方々をひとまとめに「ライター」と呼んでいたことに起因しております（というか、実際に職業としてライターだった）。

ただ、2018年ごろまでは文章を書かなくても「ライター」を自称する良くわからない人がゴロゴロいた気がします。

でも今はそういう人も「（来店）演者」を名乗ってる場合がほとんどですし騎士団（ファンのこと）の方々もよっぽど爺様じゃない限りは相手を「ライター」ではなく「演者」と呼んでると思われます。

従って、実は冒頭の問いは既に成立してないのですな。

とはいえ！　それはそれでまた「なんで来店マンって動画に出てない奴も演者って呼ばれてんの？」というキツい疑問が湧いてくるんで、実はこれらって祖を同じくした共通の疑問に端を発するトピックなのですね。

つまり「パチ屋から呼ばれてパチンコ打つだけの仕事ってなんて呼べばええんや」というものです（笑）

店から呼ばれてパチンコを打つ人、という意味では古来より「サクラ」という単語があり、「動画にも出ておらず」「ファン対応もせず」「ライターでもない」ひとに一番近い呼称は実はこれです。

とかいうとめっちゃキレるひとがいそうなので、一応「サクラ」の語源を言っとくと、これは実は「お金の代わりに盛り上げを提供する観客」を指します。

もともとは歌舞伎の客なんですけど、金が無くて芝居小屋に入れねぇ奴は「ヨッ！◯◯屋！」みたいな掛け声を頑張ることで中に入れてもらえたそうです。

これを「賑やかしの花」転じて「サクラ」と呼ぶようになり、それはそれで「周りを盛り上げる」という特殊技能を持った大切な客だったんですね。

で、ここまで読んだら「サクラ」というのが全然悪いもんじゃなく、胸を張っても良い類のもであることが分かると思います。

はい、なので以降は「動画にも出ておらず」「ファン対応もせず」「ライターでもない」人は「サクラ」を自称してください。

と、マジでここで終わっても全然いいんですが、そもそも「演じてない」演者であるとか「物を書かない」ライターであるとかは「物の道理が分からない人が呼称だけ繕うとそうなる」という良例であります。

人間が出来た有名演者なら誰でもいいのですが、例えば兎味ペロリナさんはめちゃくちゃいい人ですし頭も良いので、例えば「サクラ」と呼ばれても別に怒らないし「はいそうですね」としか言わないと思います。

おっかないイメージがあるシバターさんですらそこは怒らないでしょうし、他の超有名演者さんの中でもガチでキレるひとって多分いないと思います。

演者さんたちと話していると自らを「サクラ」とか「客寄せパンダ」と呼ぶ人が結構いて「おっ」と思うのですが、実は自嘲でもギャグでもなく、結構マジでプロとしてそれに徹してる風情を感じる人が多い。

一方で「サクラ」と呼ばれたらプンスカ怒ってX上に長文でお気持ち表明する聞いたことない演者さんも無数にいるはずで、多分そういう人は「実際に自分が何をやってるのか」よりも「自分がどう見られたいのか」に意識が向いてる。

「書かないライター」さんも一緒ですよね。

別に何も書いてないけどライターと一緒の仕事（来店）をやってるからライターだし、別になんの動画にも出てないけど、動画演者さんと一緒の仕事（来店）をやってるから演者なんです。

というわけで冒頭の問いである「なんで文章書かない人も「ライター」って呼ばれてんの？」に対応する答えですけども、これはズバッとシンプルに「カッコつけてるから」で終了です。

ちゃんと結果出してれば「サクラ」でいいんですよ別に。

呼び名なんてどうでも…。

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