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その7 "収束"の話

その7 

「パチンコライター界のアダム徳永」

前回軽く触れたが、今回は"収束"の話でもしようかな。軽く触れたとは言っても、本当に軽くしか触れない、アダム徳永ばりのフェザータッチでしたけどね。ビバ!スローセックス!

スローセックスのすすめ
別名:リック西尾。

何の話だっけ? あ、そうそう、"収束"ね。思わず「まずはソッと肩から撫でていきます」って書くとこだったわ。

「パチンコは収束する」

これはもう色んな雑誌やネットでよく見るフレーズなので、聞いたこともあるだろうし、そうなんだろうなぁと、なんとなーくは理解している人も多いだろう。

しかしこの"収束"、誤解したまま理解した気になっている人がどうも多いような気がする。今回はパターン別に紹介しようかな。

誤解パターン①……早く当たったり、大ハマりしたり、波の上下を繰り返しつつも押し引きをしながら、結局は確率通りになる。

これは違います。まぁ、実際問題ハマったりする事はもちろんあるので正解のような錯覚に陥るが、違う。これを"収束"と捉えると、「大ハマりが続いたら、いつか早い当りで確率分を取り返す」というオカルトが成立してしまう。以下のような感じの間違った考え方になっちゃう。そんな難しくないので時間をかけてでも理解して欲しい。

仮に1万回の初当りを収束の到達点としましょうか。初当り確率1/319.9の台があったとします。確率通りなら3199000回転でちょうど1万回の初当りとなります。さて、2000回転ハマって当たりました。そこからちょうど確率通りになる為には、3197000回転で9999回当たる必要があります。つまり次回以降が約1/319.73で抽選される事になる。こんなバカな話はない。

"収束"の正解はコッチ。

先ほどと同じ条件で2000回転ハマって当たりました。でも次からの3197000回転ももちろん1/319.9なので、残りは約9994回しか当たらない。つまり初当りが5回ほど足りないまま終わる。損な気がするが、5回足りないこの状況は確率にするとトータルで約1/320.06となる。

「これはもう1/319.9と等しいと言ってもいいよね!」と言う、これが"収束"です。5回足りなくても"収束"なんです。

これが収束。

誤解パターン②……長く打ち続ければいつか収束するのは分かるけど、そもそも最近は新台のペースが早いから、収束するほど同じ機種をたくさん打てない。つまり"収束"なんて絵に描いたモチだろ。

これも違います。機種とか関係ない。それどころかスペックも関係ない。"収束"ってのはあくまでも数字に起こる話です。例えばこんな感じ。

1/199.9の台(A台)を10万回転、1/99.9の台(B台)を10万回転回したとする。この結果、A台が500回当たって約1/199.9になりB台が1001回当たって約1/99.9になるのが"収束"という訳ではなく、A台の10万回転もB台の10万回転も全部合わせて1501回当たって約1/133.2になるのが"収束"です。

A台で当たり過ぎてB台で当たらな過ぎた……みたいなバランスになってもトータルでは約1/133.2になるってのが"収束"です。

山ちゃんボンバー
収束の方程式。

「大きく捉えよう」

今回は2機種だが、これがA台〜Z台まであっても同じ、確変とか一種二種の小当りとかも、ぜぇ〜〜んぶまとめた平均値に"収束"するのです。

最後に、今回のスローガンはこれ。

これが自然の摂理として自分に浸透すると、オカルトと呼ばれる非現実な理屈は勝手に死んでいきます。負ける要素は一つでも減らしていきましょう。

ゆっくりと勝ち方を身につけていけば、いつか「あ、もう勝てる俺」と自覚して、体がカッカカッカと熱る日がきますよ。

 

アダム山ちゃんより

アダム徳永
フェザータッチ。

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