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ステージ依存度がほぼない台で「下向き状態の方が良い」ことをさらに追求!【Re:釘本 VOL.6 道釘②】

ステージ依存度がほぼない台で「下向き状態の方が良い」ことをさらに追求!【Re:釘本 VOL.6 道釘②】

上向き状態が回らない原因を探りつつ検証!

CR平家物語A1(豊丸)
ステージは存在するがほぼ機能しないタイプ

前回の検証で「横コース」からの入賞が一番多かったのは「道釘下向き状態」。ほぼ横コースからの入賞がメインであるこの機種でその核心に迫る!


~実験データの見方~
実験はできるだけ回転ムラが生じないよう「賞球ナシ」で行いましたが、それでも完璧なものではありません。

回転率の差に応じた信頼度の目安を下に示しておきます。

±0.01~0.99……どちらにせよ影響は小さい
±1.00~2.99……少なくとも逆にはならない
±3.00~4.99……かなり信頼度は高い
±5.00以上……結果は確定的

道釘「上向き状態」「下向き状態」実験データ

道釘「上向き状態」が回らない理由

玉が奥側に跳ねるため、盤面にぶつかって勢いがなくなる。小刻みに跳ねるのはこれが原因ではないか。
ヘソは基本的に「ハの字」で構成されるため、玉が広い手前側を通る方が良い。道釘上向き状態は狭い奥側を通りやすい。

「ヘソが広い状態」にして再度実験

実験を行いながら玉の軌道を観察したうえで、私が思う「道釘上げ調整が回らない原因」は上図の通り。仮説1は、玉の挙動からしてまず間違いないと思われます。

また、仮説2を立証すべくヘソを広げてデータを取ってみた(ヘソの「ハの字」が大きければ大きいほど下向き状態との差が大きくなるはず)のですが、やはりより極端に差が開いたことから、これもおそらく正しいでしょう。

和泉純の「今」だから語れること

この実験は「道釘の上向き下向きで玉の動きがどう違うのか」についてその原因を追求するために行ったもの。そして、立てた仮説が正しいか否かを検証した。

なお、この道釘上向きのマイナス状態はけっこう見かける常套手段。「ヘソが広いのに回らない……」なんて時はチェックしてみてください。

今は盤面が透けていて釘がささっている内側が見える機種も多い。その場合は見やすい。基本的に釘は盤面に垂直ではなくやや上向きにささっているので、真っ直ぐに見えたらそれはやや上向きということ。への字に曲がっていて普通だと覚えておこう。

また、玉の動きにも明確にあらわれ、上記の通り道釘が上向きだと玉が跳ねずにコロコロと転がる感じになる。その場合はヘソが広くてもたいして回らないので注意。

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