前回の続きとなるので、今回も「ヒキ」についてとなります。

ちなみに前回は「山ちゃんボンバーのヒキは強いのか弱いのか？」についての自己分析を紹介しました。

答えは「どっちでもなく普通」です。

詳しくは前回を読んでいただくとして、今回は「ヒキの弱い僕では……」や「僕はヒキが弱いので……」と思っている方が、「他人と比べて本当にヒキが弱いのか」について僕の考えを書いていきます。

前回は「期待値」という言葉を利用して説明したわけですが、今回も同様の考え方です。

パチンコ機のプログラムよりも多く当たっているのが「ヒキが強い」という状態だとするならば、初当り・突入率・継続率・ラウンド振り分け、どれが多く当たっていれば良いのでしょうか？

全部が確率以上ならヒキが強いんでしょうがそんな事は稀だろうし、そもそも「日々の積み重ね」の話なので把握する事は不可能だと思います。

そこで期待値です。

期待値とは、「初当り・突入率・継続率・ラウンド振り分け、全部入り乱れて結果確率通りだよね」という場合に得られる玉のプラマイを金額に直した値なんですよね。

つまり、ボーダーライン通りの回転率(出玉も考慮した)の台なら、収支プラマイ0でヒキは普通なんです。

この「期待値」というものをしっかりと把握していて、何年も何十年も勝ち続けられているパチプロというのが僕の周りにはたくさんいます。

主にライターではありますが、たしかにいます。

その中に一人もいないんですよね、「僕はヒキが弱い」と言っている人。

これはおそらく比べるべき基準である期待値というモノをしっかりと把握できていて、それを結果(収支)と比べられているからだと考えています。

逆に「僕はヒキが弱い」と思っている人は、おそらくパチンコで負けている人だと思います。

もしくは期待値を中途半端にしか把握してない、経験が少ない人。

自分がどれだけの期待値を背負ったのかを全然把握できていなかったり、間違った期待値で把握した気になっている人。

基準にするべき値を持っていない人が、仕方なく「収支」を基準にして考えた結果、「負けている自分はヒキが弱い」となっているんだと思います。

当然、負けた日が続くと印象に残ったそこだけ切り取って「自分はヒキが弱い」と思ってしまう部分もありますしね。

今、負けている方へ。

このまま負け続けていいなら、「自分はヒキが弱い」と思い込んだままでも、楽しめてさえいれば全然良いと思います。

しかし、「負けを減らしたい」、「転じて勝ちたい」と思っている方に現実をお伝えします。

世の中の人間の99.99%が「ヒキが普通」なので、まずはこれをしっかりと受け止めて、勝つためにどうすべきか考えるところから始めると良いかと思います。