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「寄り状態」はある一言から実験したものの…【Re:釘本 VOL.4 デジ横1本釘】

「寄り状態」はある一言から実験したものの…【Re:釘本 VOL.4 デジ横1本釘】

風車上の「ベストな状態」を解説!

CR縁起マンK(平和)

検証しようと思ったキッカケは、当時のある釘師の「風車上を広げると回らなくなるんだよ」という一言。

これが本当だとすると、「デジ横1本釘」は内向きだとプラス状態ではないということになります。確かに言われてみれば、基ゲージでここが広い機種はヘソへの寄りつきが良い割には回らないような……?


~実験データの見方~
実験はできるだけ回転ムラが生じないよう「賞球ナシ」で行いましたが、それでも完璧なものではありません。

回転率の差に応じた信頼度の目安を下に示しておきます。

±0.01~0.99……どちらにせよ影響は小さい
±1.00~2.99……少なくとも逆にはならない
±3.00~4.99……かなり信頼度は高い
±5.00以上……結果は確定的

「デジ横1本釘」実験データ

「11.50mm」と「14.00mm」の玉の軌道

ヨロイ出口で失速し、風車にポトッと玉が落ちる感じ。風車の回転を活かして横へ玉が流れるようにヘソへ向かう。
道釘に対してストーンと勢いよく落ちていく。かなり玉が暴れる感じで、そのまま道釘の隙間からこぼれることが多い。

風車での振り分け

これだけ大量のデータを取ってもほとんど差がつきません……。どうやら回転率に対する影響は意外にも小さいようです。

ただ、ここで注目してもらいたいのは風車での振り分け個数。

ヘソ以外の重要な入賞口(電チュー・アタッカー・スルー)は風車の内側に位置していることが多いのですから、今までの表記通り、寄り優先で「内向き上げ状態」が好ましいでしょう。

和泉純の「今」だから語れること

この実験はぶっちゃけ「何だったんだろう?」という感じだ……。

件の釘師さんの言葉の意図を俺がはき違えてしまったのなら申し訳ないが……。極めて強引な結論でまとめるしかなかった。違いが明確にならないから試行数多いしw

で、ここで言いたいのは、言ってる人の「肩書き」に惑わされるなってこと。

もちろんちゃんとした人も少数いるが、元店長さんとか元釘師さんは意外と変なこと言う人が多い。

「すごくハマった台は出ちゃうから釘マイナス状態にしとく」とかいう店長さん。

師匠の代から脈々と受け継がれてきた間違いをそのまま語る釘師さん。

そんなんばっかだ。

例えば「元釘師が語る釘解説」なんて本があったらめちゃめちゃ信憑性が高そうに感じるかもしれないが、そういった「肩書き」にだまされないよう注意しておこう。


もちろん、ちゃんとした人もいるけどね。

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