全然回らないのに毎日パチンコ屋に来てる人って、なんでお金が持つの!?【FREE's archives】

全然回らないのに毎日パチンコ屋に来てる人って、なんでお金が持つの!?【FREE's archives】

<FREE's archives #52>

当連載<FREE's archives>では、過去に掲載された『パチマガスロマガFREE』の記事の中から、特に内容の濃かった&反響の大きかった記事を改めてご紹介します。


チワッスあしのです!

パチンコ・パチスロにまつわる様々な疑問をバッサバッサと斬り捨てて、何となく解決する系の新企画「それはきっとこういう事情」

しばらくは毎週月曜の夜くらいに更新予定なので、以後お見知りおきを!

はい初回のテーマはこちら。ドン!

「全然回らないのに毎日パチ屋に来てる人って、なんでお金が持つの!?」

うん、いい質問です。

これ先に答えを言っちゃうと大別して「資金力が凄い」場合と「借金してる場合の二つのルートが考えられますよね。

なので順番に片付けていきましょう。

とりあえず「資金力が凄い」方なんすけど、こっちは「代々続く地主」とか「放置気味に育った金持ちの息子」とかが該当しますな。

皆さんにも身に覚えがあるかもしれませんが、どの学校にも「親から無限に小遣い貰えるヤツ」という某大女優の息子みたいなの一人くらいはおり、そしてそいつは高確率で周りに対し「金配り」を行ってたと思います。

古来より金持ちというのはこの「金配り」をやりがちで、それでいうと豊臣秀吉とか前澤社長なんかがパッと思い浮かびますが、なんにせよ「金を配る」というのは究極の散財であって、そして散財というのは快感以外の何ものでも無い。

人は快を求め不快を避けるという「快感原則」にのっとって考えると、最終的には「気持ちいいから配ってる」以外の答えはなく、もちろん社会的な道義であったりビジネス的な作戦もあるにせよ、そういうのの一歩前に「気持ちいいから」というのがあるわけです。

要するに有り余る不労所得がある場合は「お金を使って気持ちよくなる」ことが目的化していくわけで、キャバクラなのか高級品の購入なのか料亭でのメシなのかはそれぞれあると思いますが、それぞれ「酒量の限界」であったり「買ったものを保管する手間」であったり「腹具合」とかもあるんで際限なくそれを行うというのは結構厳しく、そういう意味では「パチンコ」は何も考えずにハンドル握っとけば時間の許す限り金を消費できるという、散財の楽さでいうと結構ハイレベルな快感醸成マシーンなのです。

だので冒頭の質問である「全然回らないのに毎日パチ屋に来てる人、なんでお金が持つの!?」に対する1つ目のルートの答えは「金を使うという目的のために打ってるので、釘とか設定は関係ないぞ」というものになります。

たどり着く答えは一緒

んでもうひとつのルート、つまり打つ側が「お金を持っていない場合」についても考えましょう。

これは「使っちゃいけないお金を使ってる」という話になりますゆえ、身も蓋もないですが「借金して打ってる」わけですね。

これは過去の話を掘り返しましょうか。

例えば、返すアテもない大学生が誰でも普通に「魔法のカード」を作り、その場で50万くらいの現金をすぐ借りれちゃうという「バカみたいな商売」が普通に認められてた時代というのが以前、ホントにありました。

もちろん、欲望をダシに若者の未来を刈り取るようなクソ商売がずっと認められ続けるワケがなく、2006年には貸金業者に対し「貸付の総額が本人の年収の1/3を超えてはいけません」という規制が入る事になります。

これを「総量規制」といいますが、これによりパチ屋の近所に必ず設置してあった「無人契約機」がバンバン撤去されることになります(だって無職は借金できなくなったんだもん)。

これ筆者の肌感覚としても、やっぱ4号機中期くらいの時期は借金しながら打ってた学生パチンカー・スロッターというのは本当に沢山いました。

下手したら3人に1人くらいは借金して打ってたんじゃないかとすら思います。

当時はそれくらい「簡単に金を借りられる」上に「パチスロが面白すぎた」のです。

もちろん消費者金融が貸し付けた金の全てがパチ屋に流れたと言ってるワケではありません。

ですが、少なくとも当時消費者金融が大学生や専業主婦、そして無職のオッサンに貸し付けた、何に使うか良く分からん大金のうち、決して少なくない金額がパチ店に流れてたハズだと筆者は思いますし、じゃないと「消費者金融の貸付残高とパチンコ業界の売上高が同じ年にピークを迎えてそのあとひたすら減少に転じる」という嘘くさいほど出来過ぎの符合も起き得ないんじゃないかと思います。

つまり何がいいたいかというと、「借金して打つ人」というのは昔は一杯いたし、今も居ないとは思えない、という話です。

総量規制が敷かれたとはいえ、お金を借りるという行為が不可能になったわけではなく、人生がぶっ壊れない程度の金額であれば今でも普通に借りれるっちゃ借りれるわけで、多分そういう人は「負けてもまた借りれば良いから」ということで実質「金持ちと同じ思考」になっちゃっており、こっちも結局快感原則に支配され、ただ「浪費」する事が目的になってると考えられます。

俺はこの文章の序盤で冒頭の問いに対し「資金力が凄い」場合と「借金してる」場合の二つのルートが考えられます、みたいに「ルート」という単語を使いましたが、そう、結局どっちのルートもたどり着く答えは一緒なんですね。

要するに「借金してる」場合もまた、ひとつめのルートと同じく金を使うという目的のために打ってるので、釘や設定は関係ない」というのが最終的な答えになります。

めっちゃくちゃ渋い釘でアホみたいにハンドル握ってる人を「バカだな」「不思議だな」と思うかも知れないんですが、それはお金を持ってるのか持ってないのかに関わらず、ただ「浪費する」という目的のために打ってる悲しきモンスターかもしれませんよ、という話でした。

というわけで一発目の「それはきっとこういう事情」は以上になります。

ええとコチラ、一応皆様からの「これはどういう事なんよ?」という疑問を募集させていただきます

この下に応募フォームへのリンクを用意してますので、なんかビッときたらぜひお願いします。

ではまた!

 

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