【伝説企画】裏ウラべっかんこ~! 第40回【キングジャック編】

〇パチスロ攻略マガジン2000年1月号より転載

最近ハマリに対する価値観が変わりました! 1000プレイはハマリではありません(本当)!!


※裏モノとメーカーは一切関係ありません。

パチスロなんて運ですよ(本当)

パチスロで食い続ける人間は別として、僕ら一般人が勝つにはどーしたらいいのか?

うーむ、深い疑問だな。

じゃあ、なんでパチプロって勝てるんだろ?

そもそもパチスロで勝つには時間、金、心の余裕が必要だと思うんだよね。

そのどれかが欠けてもダメ。

つまり、パチプロって人種はその3つが満たされてて、なおかつ技術面もスゴいから勝てるんだわ。

とにかくパチスロに費やす時間が僕らとは絶対的に違うワケ。

そりゃそーだよね、ヤツらパチプロという名ばかりのプータローだから時間はあるわな。

しかも失うものは何もない「尖ったナイフ」。

ビバ、プータロー!

 

逆に単なる趣味でパチスロを打ったり、小遣い欲しさにパチスロを打つ人間が勝つ方法は? と考えると結構難しい。

だって、たとえ技術がソコソコあっても、トータル収支で考えると負けるでしょ。

ホールだって商売なんだから負けて当然。

とにかくパチスロに費やす時間が足りないのが最大の原因だわな。

そー考えると、僕らに残された勝つ方法は一つ...「運」だね。

運を味方にするにはどうしたらいいのか?

そこが問題である。

神社にお参りに行くも良し。

ゲンをかつぐのも良し。

とにかく運を引き寄せればいいわけだ。

 

そっか、ラッキーアイテムを探せばいいのか!

ちなみに僕のラッキーアイテムを考えると「ちょも」は外せない存在である。

だって、ちょもの隣で打つだけで連戦連勝。

エミールのキーホルダー並の破壊力を発揮するのである。

こう考えると「運」って簡単に手に入るんだね、気付かなかったよ。

 

時間の差は運で理めれば良し。

じゃあ、技術の差は? 簡単だよそんなこと。

KKKの差なんてたかだか2プレイ位でしょ?

宇宙規模で物事を考えれば、そんなプレイ数はチリも同然。

いいじゃんオヤジ打ちで取りこぼしたって。

リプレイハズシなんて面倒でしょ?

じゃあ床に落ちてるコインを拾えばいいんだって。

ガムシャラに拾えば8枚位になるって。

そんな小さいこといちいち気にするなよ...。

おっ、こう考えるとパチプロ並に勝てるのか?

やるじゃん小市民!

 

うーん、わかった。

全ての謎は解けた。

ここまで書いて気付いたよ。

とってもアホですわ、俺。

なんでボスがいるのかな?

今回の情報提供者はボス。

「連チャン突入率は2500分の1で、11連チャンする」と豪語していたが、本当か?

それじゃあ甘過ぎやしませんか?

ま、ガセネタならぶっ飛ばせばいいだけの話。

よっしゃ、キングジャックでウイニングロードを突っ走りますか! ブルルルルーン。

 

同行者はちょも、拓プロ、ボスに ペ☆ヤング。

設置ホールがイベントをやっているらしく、1日に5回設定変更サービスをするらしい。

しかも、1回の抽選で2人も設定6が打てるとなれば、全員がやる気満々なのは言うまでもない。

編集部を朝5時半に出発し、電車に揺られて目的ホールに到着。

しかし、朝の通勤ラッシュはスゴイね。

働きすぎだよアンタら。

つーか、僕らもいい年して裏モノ打ってる場合じゃないか。

エヘヘ。

 

このホールの設置機種は、アステカ、サンダー、アレックス、スーパージャックポット、仮面ライダーV3、ジャグラー、マスターダック、そして今回目玉のキングジャック。

アステカ以外の機種が全てバリ裏。

しかもボッタクリ濃厚のクソホールなので、設定6をGETできるかが勝負の分かれ道。

お父さんかなり心配だぞっ!

 

先程述べたと思うが、ラッキーアイテムはちょも。

ここはちょもの隣攻略法ヨロシク...と思いきや、ちょもの隣は拓プロに押さえられていた。

ガーン、しかも僕の隣にはペ☆ヤングが!

再びガーン!

なんでお前が隣にいるんだよ。

相性悪いんだよな、ペ☆ヤング...。

 

初当たりは3千円でREG。

ボス情報だと連チャンはREGからしか発生しないので、メチャメチャ緊張の一瞬である。

が、案の定、単発種ナシ。

まあ、ここまでは予想通りだったが、予想外に初当たりから連チャンに突入したのは...ちょも?

あれれれ、マジで?

ちょも「伝説は始まったッス!」

き、君~! ダメだよ出しちゃ!

だって、ちょもが勝つときって決まって全員負けなんだもん。

むむむ、 嫌な予感がするぞ...。

 

そして時は経過して第1回目の設定変更抽選タァ~イム。

台上にトランプが貼ってあるラッキー札が押さ れていく。

簡単に説明すると、店員が引いたトランプの絵柄と数字が、自分の台のそれと一緒だったら設定6が打てるのである。

ちなみに僕のトランプは「スペードの2」。

店員「出ました! ハートの....」

ガガガーン! 瞬殺だぞ、オイ! アツくも何ともねーよ。

結果はハートの9...ってちょもが当たってるじゃねーか!

負の人間は…やっぱ俺なのか!?

設定6を引き当てたちょも。

例えればリーチ一発ツモ。

しかも裏ドラ6つ。

あり得ねーよ、そんなの!

ちょも「うっひょー! 10万勝っちゃう? 倍満ですよ~お母さーん!」

こうなったら仕方ナシ。

次回の抽選は1時だからそれに託すとするか。

で、他のメンツはと言うと、拓プロはいつも通りハマっている。

拓プロ「つまんない、コレ」

もう極めたか。

しかも設定6を打っているちょもの隣で、推定設定1の台を打つのは苦痛だね。

ま、頑張ってくれ。

機械のカラダで...プッ。

 

ペ☆ヤングは超ノーマル級の出方をしていたが、いきなり1500プレイストレート。

変化球にめっぽう強い彼は見事三振でゲームセット。

相変わらず見せ場がない男だ。

そして、同じく理不尽にハマっているのはボス。

朝から何も当たっていない。

がしかーし、チキン返上ヨロシク、突っ込んでいる。

しかも目にはうっすらと涙を浮かべて...って本当に涙目じゃねーか!

いいんだよボス、楽しくなければヤメても...。

ボス「次の設定変更サービスで当たらなかったらオレもう帰る...」

そう言い残しアステカのシマに消えていったボス。

次の抽選も期待通り「スカ」だったのは言うまでもないだろう。

 

さてさて、僕の台は壊れているのか知らんが、投資が止まらない。

キャッシュインサートボーイである。

しかも設定変更サービスもことごとくスカ。

くう~、当たらねーよ!

僕はこのままだと機械のカラダを通り越して「ネジ」になっちゃうって。

助けてメーテル~。

 

時は経過して5時。

最後のトランプ抽選もハズし、投資は7万オーバーである。

見切ったよこの台。

吸い込みじゃねーか!

さんざんハマってBIG→REG→終了って、「あの店」の412か!

わかった何も言うな。

ボスは必ずぶっ飛ばす...。

 

そして完全燃焼の午後8時。

ちょもの頭上に築き上げられた箱の数は全部で7つ。

獲得枚数は1万2千枚オーバーで、収支はプラス25万円。

記録更新である...って何で閉店まで勝負をしないんだ?

もったいないな~、このままいったら3千枚は上乗せできたのに。

ちょも「全然楽しくないッス! やっぱ裏ウラはスリルを楽しむコーナーでしょ! フオォォオオオ....」

 

負の人間ちょも。

金以上にスリルを追い求める姿は素敵だが、先月の収支はマイナス30万。

まだ負けている現実に気付かない彼は、やっぱアホだ。

ちなみに僕の収支はマイナス7万7千円。

また食パンだけの日々が始まる。

もうダメだぁぁぁぁぁ...。

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