現在ホールで活躍している数々のシリーズ機。そのすべてに数多の前身機が存在し、そこから各シリーズ機へと人気マシンの遺伝子が後継機へと受け継がれている。

となれば、気になるのはそのシリーズ機の起源（ORIGIN）となる「初代」マシン。はたしてそこからどう発展し、現在の最新マシンへと変貌を遂げて来たのか。

この「名機 the ORIGIN」ではそんな「初代」マシンにスポット！　最新の人気シリーズマシン、その元祖となる機種を知ることで最新シリーズ機をより深く理解し楽しめる…はず!!

アニメで大人気、さらにパチスロ化しても大人気となった超コンテンツ「化物語」。先日も新台としてホールに登場したばかりですが、もちろん本機にも初代マシンが存在します。それが2014年5月に登場した「パチンコCR化物語」です。

スペックは確変or時短の「怪異モード」を搭載したミドルタイプ。図柄揃い時はすべて15R出玉が獲得できる遊びやすい仕様となっていました。また演出では原作に欠かせないヒロインたちそれぞれに専用ステージや専用リーチが存在。通常→大当り→電サポ中とストーリーが続いていく、「化物語」の世界観あふれた1台となっていました。

そして本機のもう1つの特徴がSammyでは初となる通常時から8個保留となる「エイトチャージ」システムを搭載している点。さらに通常時に保留を8個満タンにすると専用演出「噛ミマミッション」へと突入するオマケ仕様も用意されていました。

そんな本機のポイントはやはり演出！　原作でヒロイン・戦場ヶ原ひたぎが作り出した「蕩（と）れ」というワードを使用した4大蕩れ演出は特に必見で、液晶すべてを覆うほどの巨大ギミック「怪異シャッター」の他、初当りには欠かせない要素がここに凝縮されていました。

各ヒロインのSPリーチは3パターンずつ存在し、其ノ参は発展した時点でチャンスに。また各ヒロインごとに専用カットのチャンスアップパターンも用意されていました。

そして見事、大当りを獲得すると「怪異モード」へ突入。確変・時短どちらの可能性もある電サポ中演出で、初当り時のステージに対応した各キャラの物語が展開。まずは前編からスタートし、連チャンすれば後編へ。さらに後編で確変大当りに当選した場合は「あとがたり」モードへ突入するゲーム性となっていました。

そんな初代マシンを経て、先日ホールに導入されたのがシリーズ後継機にあたる「P化物語」で、原作人気を裏付けるように高い稼働を誇っています。本機は突入率100％の100回転STを搭載した王道ミドル（199ver.も存在）。初代マシン同様、かなり遊びやすい仕様となっており、その分世界観あふれる演出をじっくり楽しめることができる1台となっています。ミドル・ライトともにゲーム性に差はないので、自分好みのスペックで「化物語」の世界をぜひ味わってみてください。